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Saturday, April 13, 2019

神戸英語教育学会第22回研究大会プログラム 

■日 時 2019年5月11日(土) 09:30~16:50
■場 所 神戸市勤労会館 403講習室(神戸市中央区雲井通5丁目1-2)
■参加費 会員(無料)・非会員(500円)
■問合先 haida6246@gmail.com(事務局・拝田[はいだ])
■内 容 
09:30~ 受付開始
09:45~ 総会
10:30~12:00  研究発表Ⅰ
  1. 「受動的な聴衆から能動的な英語使用者へ移行させる
   プレゼンテーション指導法について」
    村端 啓介(有明工業高等専門学校)
  2.「教員養成課程における学習英文法の授業実践:
   『主体的・対話的で深い学び』を目指して」
    上野 舞斗(和歌山大学ほか・非 / 関西大学大学院博士後期課程)
  3.「The Efficacy of TT in Japan ― at TEES」
    山内 啓子(神戸松蔭女子学院大学)
昼食休憩(12時00分〜13時00分)
13:00~14:30  研究発表Ⅱ
  4.「高校生の外国語学習不安」
    鈴木 誠(埼玉県教育委員会)・西山 涼太(埼玉県立坂戸高等学校)
  5.「多義語習得にカタカナ語が果たす役割」
    木村 麻衣子(武庫川女子大学)
  6.「オーストラリアの多文化主義とシティズンシップ―異文化理解を中心に―」
    吉野 康子(順天堂大学)
14:50~16:30 KELTセミナー:「4技能育成につながる<多読>の可能性」
  14:50-15:00  趣旨説明と講師紹介
         司会 拝田清(和洋女子大学)
  15:00-15:30  基調報告①「多言語話者の多読を用いた言語語習得法」
         伊庭 緑(甲南大学)
  15:30-16:00  基調提案②「4技能育成について:高大連携と外部検定試験」
         眞砂 薫(近畿大学)
  16:00-16:40  全体討議:フロアを交えて質疑応答と全体討論
16:40~ 閉会式
17:10~ 懇親会
神戸英語教育学会 第22回研究大会
発表要旨

1. 「受動的な聴衆から能動的な英語使用者へ移行させるプレゼンテーション指導法について」
村端 啓介(有明工業高等専門学校)
 日本の英語教育において広く導入されている英語でのプレゼンテーション活動について、本研究では聴衆の能動的な参加態度を育成するべくその指導法に関する実際の学習者の意識調査をもとに考察を行う。昨今、英語教員はプレゼンテーションを授業評価対象として扱う傾向が強く、プレゼンテーションに対してプレゼンターとオーディエンスのコミュニケーションの場であるという認識が教員・学生共に低いという可能性がある。学習者がプレゼンテーションに対して抱いているイメージに関する調査をもとに、技術評価のためだけのプレゼンテーションから脱却し聴衆がより積極的に参加できるような指導を行うことを最終目的として、どのような指導法が適切で効果的かを考える。

2.「教員養成課程における学習英文法の授業実践:『主体的・対話的で深い学び』を目指して」
 上野 舞斗(和歌山大学ほか・非 / 関西大学大学院博士後期課程)
 教員養成課程における英文法の授業の役割には,(1)学習者の英語力の支えとなる文法力を養成すること,(2)学習英文法という視点から各文法事項を説明できる力を養成することが考えられる。これらを達成するために,教師による説明を中心とした明示的な文法指導を行い,学習者のメタ言語的知識を高めることが一般的であるが,「主体的・対話的で深い学び」の観点から見ると,このような教師主体の授業形式は多くの問題を含んでいる。人が「教わったように教える」傾向にあることに照らしても,学習者主体の授業形式で(1)・(2)を達成する必要があるだろう。こうした問題意識から,本発表では,「主体的・対話的で深い学び」を目指した教員養成課程における学習英文法の授業実践報告を行う。

3.「The Efficacy of TT in TEES in Japan」
  山内 啓子(神戸松蔭女子学院大学)                  
 2020年から教科となる小学校の外国語科は、多くの課題を山積したままのいわば見切り発車になるといっても過言ではない。しかし、待った無しの多くの現場では指導者が苦心しながら指導に取り組んでいるのが現状である。本発表では科研の助成を受け、小学校教員対象のアンケートやインタビュー調査、また4か国の現場視察を通して得たデータの中から特にTTを取り上げ、日本の小学校においてのティームティーチングの効能についての見を発表する。
*「小学校英語教育:ニーズ分析とオンライン研修教材開発」(基盤研究C)

4.「高校生の外国語学習不安」
鈴木 誠(埼玉県教育委員会)・西山 涼太(埼玉県立坂戸高等学校)
 外国語の学習不安の研究は、Aida(1994)やHorwitz et al. (1986)などがよく知られている。両研究は、外国語学習の不安を測る尺度として開発されたForeign Language Classroom Anxiety Scale (Horwitz, Horwitz and Cope, 1986)を用いて、学習者の不安を客観的に考察したものである。同様の研究では、大学生を対象にしたものが多くみられる。本研究では、日本の高校生に焦点をあて、上記の質問紙を用いて日本人高校生の外国語学習不安を考察した。500人を超える高校生にアンケート調査を実施し、高等学校外国語科とそれ以外の学科在籍学習者の外国語学習不安の数値を比較した。外国語科在籍の学習者がそれ以外の学科在籍の生徒に比べ、有意に外国語学習不安が低くなっていることがわかった。また、外国語学習のどのような場面で不安を感じるかについて、学科間で共通点と相違点がみえてきた。学習者の心的態度に目を向けることは、学習者にとって望ましい外国語学習環境を創り出す一助になるのではないか。

5.「多義語習得にカタカナ語が果たす役割」
  木村 麻衣子(武庫川女子大学)
 EFL(English for Foreign Language) 環境にある日本において、日本人英語学習者が偶発的に英語の語彙を学ぶことは、一つの例外を除いて非常にまれであると言えよう。その例外とは、いわゆる「カタカナ語」である。「ボリュームたっぷり、デミグラスソースで食べる新作ハンバーガー」や「ロマンチックでハートウォーミングなヒーリングドラマ」などといった商品広告やテレビ番組情報など「カタカナ語」に触れない日は無いと言っても過言ではないだろう。しかし、一見「英語」のようにみえる「カタカナ語」は英語では全く通用しない、役に立たない、あえて言うなら日本人英語学習者の語彙習得の妨げになることもあり、英語母語話者からは嘲笑されたり、毛嫌いされたりもする。では「カタカナ語」にはネガティブな側面しかないのだろうか?日本人英語学習者の語彙習得にポジティブにはたらく可能性はないのだろうかと考え、「カタカナ語」の存在を、英語語彙習得の側面から考察する。

6.「オーストラリアの多文化主義とシティズンシップ―異文化理解を中心に―」  吉野 康子(順天堂大学)
 日本にはすでに約128万人の外国人労働者がいる事実(2018年11月11日朝日)があり、多言語・多文化社会が進んでいるが、多文化教育に重点がおかれてこなかったために、教育現場で異文化理解が十分でなく、悩む事例を聞く。本発表においては、人口の26%は外国生まれという多民族・多文化国家であるオーストラリアの例を参考に、教員養成や教員研修で有意義な異文化理解教育を検討する。
 具体的には、オーストラリア社会の多文化主義からシティズンシップへの変遷をたどる。そして、シティズンシップが、オーストラリアを束ねる総合力(unifying force)を強調するとともに、教育の面でも、国家としての枠組みが強化され、その象徴ともいえるナショナル・カリキュラムに焦点をあてる。その中で、汎用的能力(general capabilities)と定められている異文化理解が、実際、アデレードの学校でどのように実践されているかを紹介する。その事例観察から、今後、日本での異文化理解教育に応用できることを提案したい。

Saturday, May 05, 2018

神戸英語教育学会第21回研究大会 

■日 時 2018年5月12日(土) 09:30~16:40
■場 所 神戸市勤労会館 405講習室
(神戸市中央区雲井通5丁目1-2)
三宮駅から徒歩5分 https://goo.gl/ggy7jK
■参加費 会員無料・非会員500円
■問合先 haida6246[at]gmail.com(事務局・拝田[はいだ]
非会員の方のご参加も歓迎いたしますので、皆さま是非お越しください。
~~ プログラム ~~
09:30~ 受付開始
09:45~ 総会
10:30~11:25 研究発表
1. ‘The Study of Japanese English Users' Multi-Competence: the Effects of Second Language Acquisition on L1 compliments’
村端啓介(近畿大学)
2.「大学初年次の英語多読指導―自律的学習者の育成をめざして―」
吉野康子(順天堂大学)
3.「小大連携による英語教育改革―四天王寺学園の挑戦―」
奥羽充規・中田貴眞(四天王寺大学)・ウォルフ佳代(四天王寺小学校)
4.「英語教育のユニバーサルデザインに向けて―ダウン症児への英語指導を考える―」
拝田 清(和洋女子大学)
昼食休憩(12時30分〜13時30分)
5. パネルディスカッション「発音指導―カタカナ表記の可能性」 第Ⅰ部 13:30~14:40 ・報告(1):「音声指導におけるカタカナ表記の理念」眞砂 薫(近畿大学) ・報告(2):「教育現場からの報告・問題提起」伊庭日出樹(兵庫県立宝塚東高等学校) ・報告(3):「英語教育史からの報告・問題提起」上野舞斗(関西大学博士後期課程) ・報告(4):「英語音声学からの報告・問題提起」伊庭 緑(甲南大学)  
第Ⅱ部 15:00~16:30 1) 質問・コメントへの回答 2) フロアを交えて質疑応答と全体討論 3) 各報告者からのまとめ・補足
16:30~ 閉会式
17:00~ 懇親会


神戸英語教育学会第21回研究大会

発表要旨
研究発表1
“The Study of Japanese English Users' Multi-Competence: the Effects of Second Language Acquisition on L1 Compliments”
村端啓介(近畿大学・四天王寺大学)
The research conducted for this study was designed to examine whether learning and experiencing English affects Japanese English users’ pragmatic competence in terms of giving compliments. The research questions employed in this study were: 1) How does learning English as an L2 affect Japanese users’ pragmatic competence of L1 in terms of giving compliments?, 2) Does the effect of English learning change Japanese English users’ way of complimenting into a more American style or do they innovate their perspectives of how they compliment in Japanese? and 3) Which factors, for example social distance, gender and age are affected most and least? And why? In order to elucidate these questions, three research methods have been employed including Likert-scale questionnaire, videotaping and interview. The results of this study demonstrated two significant consequences caused by learning and experiencing English, and these are a) increasing motivation toward giving compliments and b) expanding the range of the target to compliment. The body of findings evinces how language users of multiple languages expand their cognitive ability, and it leads us to rethink the eligibility of non-native English speakers in many different fields.

研究発表2 「大学初年次の英語多読指導―自律的学習者の育成をめざしてー」  吉野康子(順天堂大学) 本発表は、私立大学国際教養学部の英語共通科目において、2015年度からどのように多読指導を導入し、自律的学習者への橋渡しをしているかの実践報告と考察である。多読をテーマにするのは、発表者が「聞くこと」「話すこと」が強調される時代においても、「読むこと」は何より重要で、想像力や考える力につながり、自律的学習者を育成するために不可欠だと考えるからである。  まず、本学部の英語教育においての多読の位置づけと目的を説明する。位置づけでは、英語共通科目は1、2年生連続の発信型中心のプログラムであり、今回は、1年生の多読に焦点を当てていること、そして授業外多読との関連性も説明する。目的としては、①「読むこと」の重要性を認識し、授業内多読から自律的読書ができるための橋渡しをする、②学生の意向を尊重し、多角的な読書指導の可能性を探る、の2点をあげる。 次に学生の現状をアンケートの結果をもとに説明した後で、授業内多読実践、授業外多読実践を紹介する。多読とは何か、多読の読み方、効果の説明、未知語の推測の練習をどのように実践しているか、またBook Talkと称して、学生がお薦めの本を紹介する方法も、学生のノートと共に紹介する。 最後に、多読実践の結果や学生のアンケートから、読む習慣をつけるために必要なこと、多読の取り組みに効果的な協同学習、学生の個性に応じた多読指導等を述べたい。3年間の多読指導を振り返り、今後の多読実践の改善につなげたい。


研究発表3 「小大連携による英語教育改革―四天王寺学園の挑戦―」 奥羽充規(四天王寺大学)、中田貴眞(四天王寺大学)、ウォルフ佳代(四天王寺小学校) 本発表では、平成29年度より四天王寺小学校において実施されている新しい英語教育の実践について,その理念・目標・実際の取り組みから紹介する。これまで、四天王寺小学校は英語教育改革のために四天王寺大学と連携しその教育の在り方をともに模索してきた。そして、小大連携として単にその英語教育の有るべき姿について議論するだけなく、大学側としても学生教育の一環としてモジュール授業に学生を派遣することにより,積極的にその教育改革に関与しているのである。 今回の発表では、特に小学校における新しい英語授業の在り方について紹介するとともに、その補完としてのモジュール授業との関わりを述べ、今後の小学校における英語教育の1つの展望について議論していきたいと考えている。
研究発表4 「英語教育のユニバーサルデザインに向けて―ダウン症児への英語指導を考える―」 拝田 清(和洋女子大学)
2017年4月に「障害者差別解消法」が施行され,また,2018年3月に告示された小学校,及び中学校の新学習指導要領でも,障害のある児童・生徒への合理的な配慮の必要性が記載された。これらを受け,公教育においても共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システムの構築のため,特別支援教育の充実が喫緊の課題となっている。そこで,本研究では,すべての児童・生徒・学生にとって学びやすい英語教育のシステム,すなわち,「英語教育のユニバーサルデザイン」の構築に寄与することを目的として,研究の遅れている知的障害を持つ児童・生徒,とりわけダウン症児への英語教育について,現状を調査・分析し,その特質に合わせた指導法を検討する。


Thursday, April 13, 2017

神戸英語教育学会第20回研究大会 プログラム 


日時:2017年5月6日(土)
場所:神戸勤労会館 405 講習室
(神戸三宮駅から東へ徒歩5分 神戸市中央区雲井通5丁目1-2 ☎078-232-1881)
   http://www.kobe-kinrou.jp/shisetsu/kinroukaikan/index.html
参加費:会員無料・非会員500円
問合せ先:木村麻衣子(武庫川女子大学) maiko290@mukogawa-u.ac.jp  0798-45-9813

9時30分 受付開始
9時45分〜 総会     総合司会 岡村光浩(神戸芸術工科大学)
(会長挨拶、会務報告、会計報告、その他)

<研究発表> 午前の部   司会 小橋薫(神戸大学)
1.10時30分〜10時50分  「異文化理解と協同学習ー教員研修での実践を例にー」
            吉野康子(順天堂大学)・東郷多津(京都ノートルダム女子大学)
10時50分〜11時00分 質疑応答
2.11時00分〜11時20分  「音声認識ソフトを利用した英語音声学の授業実践」
               拝田清(四天王寺大学)
  11時20分〜11時30分 質疑応答

# KELTセミナー第1部 11時30分〜12時30分  
「アセスメント再考」 伊庭緑(甲南大学)

昼食休憩(12時30分〜13時30分)

<研究発表> 午後の部  司会 林浩士(鈴鹿工業高等専門学校)
3.13時30分〜13時50分 
  「小学校英語指導者養成における体験学習の効果―英語能力の側面から」
  山内啓子(神戸松蔭女子学院大学)
  13時50分〜14時00分 質疑応答
4.14時00分~14時20分
「戦前の英語音声カナ表記に関する言説研究―『英語青年』を中心に―」
  上野舞斗(和歌山大学大学院)
  14時20分〜14時30分 質疑応答
5.14時30分~14時50分 
  「CLILを援用した授業実践を考える−初等・中等・高等教育における試み−」
  中田貴眞,奥羽充規,笠原一哉(四天王寺大学)
  14時50分〜15時00分 質疑応答

15時00分~15時10分 休憩

# KELTセミナー第2部 15時10分〜16時10分 
「現代日本の英語教育三大問題:①英語早期教育、②TOEIC、③「使える英語」の中身」 真砂薫(近畿大学)

16時10分〜16時20分 閉会の挨拶 (伊庭緑副会長)
17時00分〜 懇親会


神戸英語教育学会第20回研究大会
発表要旨



1.「異文化理解と協同学習―教員研修での実践を例にー」
吉野康子(順天堂大学)
東郷多津(京都ノートルダム女子大学)


 本発表は、2015年8月から2017年1月までに行った教員研修を振り返り、アンケートを分析し、今後、現場の教員により役に立つ研修にするために考察するものである。本発表で扱うのは、東京都の公立中学校教員研修、京都市の私立大学での教員免許更新講習、大阪府の私立大学の教員及び教職履修学生の研修、大阪府の私立小・中学校教員研修である。
現代は、アクティブラーニング(2012中央教育審議会答申)やグローバル化に対応した教育改革の動きの中で、教師主導から、生徒の主体的な学びを引き出す授業力、授業の設計力が求められている。現職教員と教職をめざす学生に対して、それらに対応する研修は喫緊の課題である。そのため、発表者は理論と実践をバランスよく学べるように、吉野は英語教育の動向、異文化理解や協同学習の理論を担当し、東郷は協同学習をワークショップの形式で体験し、振り返る実践編を担当している。当初は協同学習だけに焦点を合わせて理論や実践を行ってきたが、研修を通じて異文化理解に焦点を当てる重要性を痛感し、理論編でも積極的に取り入れるようになった。この共同研修を継続して、これまでのところ一定の評価を得ているが、課題もある。本発表では各研修での概要と変遷を説明し、共通して見られる課題を考察した上で改善案を述べたい。




2.「音声認識ソフトを利用した英語音声学の授業実践」
拝田清(四天王寺大学)


本発表は,英語科教員養成コースにおける英語音声学の授業報告である。発表者の本務校では,英語音声学は半期15回で完結する。1クラスあたりの受講者数は50名を数える。講義形式の英語音声学であれば,50名は適正人数ということになるかもしれないが,教員養成コースにおける英語音声学という性質上,学生に実際に音声を聞き取らせたり,発音させたりする練習も当然必要となってくる。この点で50名というクラスサイズはかなりの障害となってくる。また,学生が発する音声を英語の母語話者でもなく音声学プロパーでもない担当教員が評価し指導することにも,一抹の不安があることは否めない。本発表では,このような制約の中での英語音声学の授業において,音声認識ソフトを援用した授業を行った結果とその考察を報告する。




3.「小学校英語指導者養成における体験学習の効果―英語能力の側面から」
山内啓子(神戸松蔭女子学院大学)


2020年から教科化される小学校の英語に関しては指導者問題が非常に大きい。担任主導であることに変わりはないが、独自の小学校英語指導者資格を新設し小学校に配置を行うと自治体も現れた。現行の教員免許法では小学校の英語を指導できるのは中学校の英語免許を持つ教員であり、今後は小学校教員が中学校の免許を取得することが推奨される。いずれにせよ最も必要とされるのは教員自身の英語力であり英語指導力である。そこで本発表では指導者養成の段階で体験学習が英語能力にもたらす影響についての考察を行う。




4.「戦前の英語音声カナ表記に関する言説研究―『英語青年』を中心に―」
上野舞斗(和歌山大学大学院生)


カナを英語の音声指導に活用することについては,賛否がある。カナは学習負担を軽減すると活用を主張する研究者がいる一方で,発音習得上の障碍となるとの理由で利用に反対する者もいる。同様の主張は,戦前に既に見られるが,これらについて歴史的に十分に検討されているとは言えない。したがって,本発表では,代表的な英語雑誌である『英語青年』を中心に,戦前期に英語の音声をカナで書き表すことについて,何がどのように語られてきたかを明らかにしたい。




5.「CLILを援用した授業実践を考える−初等・中等・高等教育における試み−」
中田貴眞,奥羽充規,笠原一哉(四天王寺大学)


本発表では,日本のCLILの在り方,また今後の実践について,日本の教育現場におけるCLILの実践例を紹介しつつ管見を述べる。現行の学習指導要領では,高校での英語の授業を英語で行うことを基本としているが,次期学習指導要領では中学校での英語の授業も英語で実施されることになり,小学校の英語科目が正式な教科となるなど,英語重視の改革が進行している。こうした状況において,大きな注目と期待を集めつつあるヨーロッパ発祥のCLILであるが,EFL環境の日本での援用については,特有の課題が散見される。そこで,主要な問題点を整理し報告する。



Saturday, April 09, 2016

神戸英語教育学会第19回研究大会 

神戸英語教育学会第19回研究大会

日時:2016年5月4日(水・祝日)

場所:神戸市勤労会館 402研修室

(神戸三宮駅から東へ徒歩5分 神戸市中央区雲井通5丁目1-2 ☎078-232-1881)

   http://www.kobe-kinrou.jp/shisetsu/kinroukaikan/index.html
参加費:会員無料・非会員500円
問合せ先:木村麻衣子(武庫川女子大学) maiko290@mukogawa-u.ac.jp  0798-45-9813

プログラム
10時00分 受付開始
10時30分〜 総会(会長挨拶、会務報告、会計報告、その他)



<研究発表> 午前の部   司会 小橋薫(神戸大学)
1.11時00分〜11時20分  
英語授業における教師の学生の動機付けを高めるストラテジー」
  岩崎晴海(神戸松蔭女子学院大学大学院)

2.11時20分〜11時40分
 「高校英語教育におけるシティズンシップ教育-授業デザインの提案-」
    池田恵 (和歌山大学大学院)
 
3.11時40分〜12時00分
 「英語カナ表記の可能性に関する一考察中学生を対象とした音声指導を通して―
    上野舞斗(和歌山大学大学院)
 
12時00分—12時30分  質疑応答



昼食休憩(12時30分〜13時30分)



<研究発表> 午後の部  司会 林浩士(鈴鹿工業高等専門学校)
4.13時30分〜13時50分 
語彙知識について―英語学、認知言語学、心理言語学の観点から
   中田貴眞(四天王寺大学)
 
5.13時50分〜14時10分
 「英語入門クラス用のe-learning教材
   池田眞寸子(帝塚山大学)
 
6.14時10分〜14時30分 
「-言語から音楽へ-音韻論を用いた英詩分析と音楽表現について考える」
   後中陽子(近畿大学)
                          
14時30分〜15時00分 質疑応答
 
休憩(15時00分〜15時10分)

15時10分〜16時30分 KELT セミナー 真砂薫(近畿大学)
「日本の英語教育、ここが危ない:そこまで言って委員会」

16時30分〜16時40分 閉会の挨拶
17時00分〜 懇親会


発表要旨

池田恵  和歌山大学大学院
経済のグローバル化に伴い、競争と格差の新自由主義的な英語教育政策が顕著になっている。競争的環境や言語道具技能主義が重視される一方で、それと対抗的な他者との協働や文化的差異の尊重を重視するシティズンシップ教育が注目されている。しかしシティズンシップ教育の解釈は多様で、実践も不十分である。そこで本発表では、高校英語教育におけるシティズンシップ教育の可能性を考察し、具体的な授業デザイン案を提示したい。



岩崎晴海  神戸松蔭女子学院大学大学院
学生が効果的に学習するために、教師は学生の動機づけの重要さを強く認識する必要がある。本発表では、大学で教える教師が、学生の動機づけをどう理解しているか、また動機づけを高めるために用いているストラテジーについてインタビュー調査した。さらに、インタビューを行った日本人教師と英語を母国語とする教師が用いているストラテジーに違いがあるかについても検証した。



上野 舞斗  和歌山大学大学院
 日本の英語教育において,音声指導は大きく2つの指導法に基づいて行われてきた。聞こえてきた音を頼りにする直感・模倣法と,調音位置や調音法などに重きを置く言語・分析法である。しかし,これらは,音韻ループに何らかの障害を抱えていたり,抽象的事象を理解しにくい児童生徒には限界があるだろう。そこで,第3の指導法として,日本人母語話者であれば容易に読み取り,発音することができる「カナ」を活用した母語活用・比較法が有効であると考えられる。本発表では,中学生を対象とした指導実践およびその参加者の感想を分析し,英語カナ表記の可能性について考察したい。



中田 貴眞 四天王寺大学
本発表では、英語学、認知言語学、心理言語学の各分野における語彙知識に関する知見を整理し、語彙知識の学習・指導に際して留意すべき点を検討する。特に高頻度で用いられる単語、基本語については、その定義が複雑で、学習者の有する知識が母語話者のものに自然に近づくことは、少なくともEFL環境においては起こりにくいと考えられる。L2習得の理論を基軸に、認知言語学的手法を用いた句動詞や多義語の指導についても研究の手法と成果を精査したい。



後中陽子 近畿大学
大学の英語教育から文学教材が縮小されている近年だが、多様なメディアの発達に伴い、文学作品を翻案元とする多くの翻案物が世に出て、学生にも親しみ易いものとなっている。本発表では、Emily Brontëの詩を元テクストとする翻案作品、Celtic musicを奏するバンドAnoisによるCD ‘Emily Brontë’(2009)をとりあげる。翻案元テクストの詩に関しては音の効果に着目し、言語から音楽へと翻案された際、詩にみる音韻および調音のニュアンスがどのような演奏パフォーマンスに置換されたかを考察する。



池田 眞寸子 帝塚山大学
発表者は以前、無料のオンライン英語学習教材iKnow! を一般教養の英語科目で利用した。これは英語が苦手な学生たちにも好評であったが、iKnow!が2011年4月から有料化されたため、授業での利用を断念した。しかし今年初め、Duolingoという無料英語学習サイトを知り、担当学生のレベルに適していたため今年度の授業で利用することにした。本発表では、Duolingoの概要と、三週間利用した学生の学習状況について発表する。

 

Sunday, August 16, 2015

SKELT NEWS(2015年8月) 

本学会名誉会長・ 江利川 春雄和歌山大学教授の研究が、FNNのニュース番組で紹介されました。

8月12日に放送されたのフジテレビ系列の「あしたのニュース」の特集「戦争と英語教育」。



江利川先生の30年に及ぶ、英語教科書の収集と分析が、現在の日本に問いかけるものは、とても重く、私たち英語教育に関係する者に深い考察を迫ります。

ぜひクリックしてご覧ください。
■FNN08/13 ニュース動画
戦後70年 英語教育の歴史から、「戦争」に迫りました
 

江利川先生のブログでも詳しく紹介されています。
■希望の英語教育へ(江利川研究室ブログ)
フジテレビ「戦争と英語教育」特集


<戦争>と英語教育の関係は、下記ご著書にて徹底検証されています。
戦後70年の今夏、ぜひお読みください。
■『英語教科書は<戦争>をどう教えてきたか
   江利川春雄 著 研究社 2015年刊

  

Wednesday, April 01, 2015

神戸英語教育学会第18回研究大会  

日時:2015年5月6日(水・祝日)

場所:神戸市勤労会館 406演習室 

(神戸三宮駅から東へ徒歩5分 神戸市中央区雲井通5丁目1-2 ☎078-232-1881)

   http://www.kobe-kinrou.jp/shisetsu/kinroukaikan/index.html

参加費:会員無料・非会員500円

問合せ先:木村麻衣子(武庫川女子大学) maiko290@mukogawa-u.ac.jp  0798-45-9813

プログラム

10時00分 受付開始

10時30分〜 
総会(会長挨拶、会務報告、会計報告、その他)




<研究発表>午前の部 司会 池田眞寸子(帝塚山大学)
1.11時00分〜11時20分
All English の授業についての一考察
                             片野田浩子(四天王寺大学)
2.11時20分〜11時40分 
英語嫌いの児童・生徒への音声指導-SKTの可能性-
           拝田清・上野舞斗 (四天王寺大学)
3.11時40分〜12時00分 
高校英語における評価方法の課題点
                             中西毅(和歌山大学大学院)
12時00分—12時30分  質疑応答


昼食休憩(12時30分〜13時30分)



<研究発表>午後の部司会 山内啓子(神戸松蔭女子学院大学)
5.13時30分〜13時50分 
多義語習得に関する一考察
                              木村麻衣子(武庫川女子大学)
6.13時50分〜14時10分 
言語脳科学から見た英語教育
                               伊原巧(長野保健医療大学)
 14時10分〜14時30分 質疑応答

休憩(14時30分〜14時50分)

14時50分〜16時30分 KELT セミナー 
‘English Only Policy or Not’ 真砂薫(近畿大学)(*セミナーは日本語で行われます)



16時30分〜16時40分 閉会の挨拶
17時00分〜 懇親会(三宮駅周辺の居酒屋)


発表要旨


片野田 浩子
「All  English の授業についての一考察」

   文科省は小学校・中学校・高等学校の英語の授業を英語ですすめることを謳っている。 本発表では英語の教職関連科目を受講する学生たちに対しアンケートを行い、英語の授業を英語で行うことについてどう考えているのか、クラス現場でどのような工夫や配慮ができるのかについて記述してもらった結果を発表し、これから変わっていく英語の授業について考察していく。

中西 毅
「高校英語教育における評価方法の課題点と解決方法の模索」
   教育界においては、教員による一方的な講義形式の授業形態から「アクティブラーニング」や「協同学習」といった学習者中心の授業形態へ、また、「決められた知識をどれだけ暗記したか」が問われる学習目標から、「身に着けた知識を実際の場面で仲間とのやり取りの中でどう活用するか」が重視される学習目標への転換が叫ばれています。しかしながら「学習評価」の面においては、「定期テストの点数のみをハイステイクスにした教員が一方的に点数化して行う」旧態依然の評価方法からなかなか抜け出せてはいません。とくに高校教育においては、その特徴が顕著です。高校英語教育において「他者を受け入れ互恵的相互依存関係を大切にする生涯学習を続ける自律学習者」の育成を期した評価方法はどうあるべきなのか。授業達人の実践例や先行研究をもとに”interactive”ということばをキーワードに新しい評価方法の模索をみなさんと考えさせていただければと思っています。



拝田 清・上野 舞斗
「英語嫌いの児童・生徒への音声指導―SKTの可能性―」
    英語の発音を表すのに「カナ」で表記することに対して、否定的な態度を示す研究者や教育者も多いが、日本人の生徒・児童は,文字学習として『平仮名』『カタカナ』『漢字』を学び、加えて『ローマ字』、そして『アルファベット』を学習する。その上さらに『発音記号(IPA)』まで覚えるというのは負担が大きすぎるだろう。そこでこの負担を軽減するには、母語の能力の活用という観点からも、日本語母語話者なら誰でも容易に読み取り、発音することのできる「カタカナ」を外国語の音声指導に活かすことが、とりわけ英語を苦手とする児童・生徒への指導では、有効である。本発表では,現在提案されている「英語カナ表記」のいくつかを比較し、より望ましい「英語カナ表記」のあり方を検討したい。



木村 麻衣子
 「多義語習得に関する一考察」
     多義語は、意味・用法において高頻度である語ほど多義的であるため初級者にとっては負担が大きくなると考えられる。本発表では、「多義語」の定義について概観し、語彙の習得に関するいくつかの先行研究を踏まえ、日本の英語テキストで扱われる多義語の意味を学習者がどの順序で記憶しているのか(機能的中心)またその順序から各多義語のプロトタイプ的意味(概念的中心)が見えてくるのか可能性を探る。



伊原 巧  
 「言語脳科学から見た英語教育」                    
     昨今の脳機能イメージング機器(fMRI, NIRS, PET, 光トポグラフィなど)の科学技術の進歩により、学習者の課題遂行時の脳内局在、活性化度合が脳内血流量の増減の測定などにより次第に把握できるようになってきた。このことは、これまで認知的経験則により理解されてきた第一言語と第二言語の習得のあり様をより科学的に把握できる可能性を示唆するものである。
  そこで本発表では、昨今の言語習得に関わる脳科学の研究成果を概観し、そこから見る第二言語の習得を、日本のようなEFL環境の場合について考察することにする。
 


Friday, April 04, 2014

KELT(神戸英語教育学会紀要)バックナンバー 

第1号 (1985)

巻頭言 黒田 健二郎

竹田 桂子  高校の英文法

黒田真寸子 The Silent Way Gattegno博士の理論と実践

佐藤 恭子   National Syllabusとわが国の英語教育

藤田 智子   外国語学習における発話について-高等学校教育現場よりの一事例-

吉川 勝正   高等学校における英作文教育の課題

伊原  巧      情報構造について

中尾  悟     「シェイクスピアと自然」-King Learの場合-



第2号 (1986)

巻頭言 青木 庸效

黒田真寸子   英語科教育におけるサイレント・ウェイの応用

南  知広    English Education in Singapore

伊原  巧     英語の主語は「~が」・「~は」と教えてよいか

清原 國雄   パーソナルコンピュータを英語学習に利用する

伊原  巧    社会言語学と伝達能力



第3号 (1987)

巻頭言 森 晴秀

青木 知代  "The Last Lesson" as a Teaching Material

十河 克彰  Comprehension Approachと単元学習

佐藤 恭子  接続詞のテキスト読解機能に関する一研究

石川 智子  「英語構文定着の試み-書くことの土台として」

伊原  巧     英語科教育と題材内容

黒田真寸子 Self-Access Pair Learningの概要-Silent Wayとの比較に於いて



第4号(1988)

巻頭言  青木 庸效  

黒田真寸子  Proficiency Testとしてのリスニングテスト

前田  正      英語仮定法教授のためのコースウェアーの開発

林  浩士      教育実習におけるInteraction分析の試み

原 徳之・小山 尚史・木村 信吾     高等学校 「英語IIA」についての一考察

新刊紹介     伊原 巧



第5号(1989)

巻頭言 伊原 巧

黒田真寸子    短大英語科カリキュラムの一事例

伊庭  緑       言調聴覚論に基づく聴き取りの指導

小山 尚史    伝 達能力の測定と評価-発話技能に焦点を当てて-

園田 貴史     寸論 -主体性確立のための教育的手段として-

榎木薗鉄也  ヒンディー語/ウルドゥー語話者の話す「インド英語」の音変化について

江利川春雄   真の異文化理解をめざした題材論の確立のために

林  浩士    授業Interactionの特性を生かすために

青木 庸效   英語研究会の歩み



第6号(1990)

巻頭言 黒田 真寸子

黒田真寸子  SAPL方式によるコンピュータを利用した短大『英文法』の授業-中間報告

山内 啓子    REWARD AND RETRIBUTION
                 George Eliot's idea and life through Silas Marner

桑名 玉樹    E. M. ForsterのThe Longest Journeyに関する一考察

小山 尚史   認知能力と英語教育

榎木薗鉄也   ウルドゥー語に借用された英語の母音の「インド化(ウルドゥー化)」へのウルドゥー文字の影響

桂  敦子       異文化理解-合衆国における日系アメリカ人

江利川春雄   英語入試問題にみる異文化理解教育

林  浩士       On Effective Use of Classroom Interaction Analysis

江利川春雄   敗戦直後の英語教科書の題材と時代背景



第7号(1991)

巻頭言        吉川 勝正

榎木薗鉄也    英語科教育から外国語科教育へ-異文化理解の見地から-

小山 尚史     段階的聴解指導法-読解と聴解の統合を目指して-

徳重 雅弘   定時制高校において使用されている英語教科書の語彙中学校必修単語と比較して-

青木 知代   高等学校の英語IIAの課題とティーム・ティーチング

江利川春雄   枩田與惣之助の英語教授法研究(序説)

桂  敦子     目的 としての実用性の問題点-学校教育における外国語教育の場合-

成富 洋子   『坊っちゃん』における「やる」の表現とその英訳について

高橋 亮子   岡倉由三郎と現代英語科教育

桂  敦子      学校教育における外国語教育の意義-学習指導要領の目標の変遷を中心に-



第8号(1992)

巻頭言 小山 尚史

榎木薗鉄也  パーキスターンの受験英語

桑名 玉樹      E. M. ForsterのA Passage to Indiaに関する一考察 -個人関係には属性はない-

岡本 有里      中学校の英語教科書にみられる文学作品の変遷

江利川春雄    小学校用国定英語教科書の成立と変遷-小学校における英語科教育の歴史(1)-

桂  敦子         English Education in the Meiji Period

徳重 雅弘  Vocabulary and Learners: 
                      With special reference to some difficulties in learning vocabulary and teaching methods

林  浩士        英語授業の中の沈黙



第9号(1993)

巻頭言 江利川 春雄

山内 啓子   Stylistic Study of Prose in the First Half of the Nineteenth Century

石川 有香   高校英語科教科書における文学作品の改作について

松村 省一   中学校英語教科書における国際理解について-題材の観点から-

木村 裕三   Assessing the Communicative Performance of High School Returnees and Non-Returnees

石川慎一郎   A Stylistic Approach to E. Hemingway's 'Cat in the Rain'



第10号(1995)

巻頭言 伊原 巧

木村 裕三   Assessing the Communicative Competence of High School Returnees and Non-Returnees

石川慎一郎   A Reconsideration of Crosscultural Education in Japan

石川 有香   下からの異文化理解教育-短期大学における児童文学教材の活用-

江利川春雄   実業学校における英語科教育の歴史(1)-序論的覚え書-



第11号(1996)

巻頭言 林 浩士

石川慎一郎   英語音声教育-異文化理解とコミュニケーションとの関わり

奥村 智美   Motivation in Second/Foreign Language Learning-A Case of Japanese Junior High School Students-

伊庭  緑    フィルター音を通した英語音声聴き取りにおけるFmθ波の出現

山内 啓子   Stylistic Study of Prose in the Second Half of the Nineteenth Century

山田由布子   Acquisition of English Morphemes: A Longitudinal Study of a Young Native Speaker of English

石川 有香   英語教育と発音記号-歴史的論考-



第12号(1997)

巻頭言 江利川 春雄

堤 美佐子   On Some Differences between TO-infinitives and Gerunds from Semantic Viewpoints

山内 啓子   Bible Knowledge for Understanding "Western Culture"

伊庭  緑    リスニングと発音の効果的な指導法とその検証

小橋  薫    国際語としての英語-英語科教育からの考察-

林  浩士    自由英作文に見られる高専学生の英語表現の分析(1)

江利川春雄  新制中学校成立期の英語教師問題

石川慎一郎  Between the Impossibility and the Possibility of Crosscultural Understanding -An Essay on Akira Kurosawa's The Throne of the Blood-

青木先生との思い出



第13号(1998)

中道 敏行   英検・TOEFL・ケンブリッジの比較研究-第16期中央教育審議会第2次答申をめぐって-

バンディ博美  Semantic Cohesion

堤 美佐子   英文朗読法再考

堤 美佐子   神戸大正期の語学大会について

小橋  薫    状況的要因としてのALTと言語学習ストラテジー-ALTベース校と定期的訪問校の比較から-

石川慎一郎  The Future of Bilingual Education in the United States: On "Proposition 227" in California State

中道 敏行  Culture Teaching in Foreign Language Education: The Cultural Analysis of Language and Language Use



第15号(2000)

中道 敏行  TOEFLデータに見る日本人受験者の英語能力-Section Score Profileの言語系グループ別分析-

小橋  薫   ALTとの共同授業の効果-短大新入生の言語学習ストラテジー調査と英語熟達度テスト結果より-

石川慎一郎  英語教育におけるコーパスの利用 -時事英語コーパスの自作の方法

石川慎一郎  現代の英語コミュニケーションに見るパンクチュエーションの機能-時事英語と高等学校英語科教科書に見るセミコロンの出現の状況-

石川 有香  英語コミュニケーションに見る男性語・女性語・中性語-時事英語コーパスを用いた調査-

山内 啓子  異文化理解の視点

宮崎  操  シャドーイングの英語教育への応用 -通訳訓練法を取り入れた指導法-

高部 信男  英語科教科書の比較分析法の研究 -日本とケニアの国際比較を例に

梶本 裕美  Intercultural Communication in Foreign Language Education: Analyzing and Assessing Cultural Approaches

Paul Ross   Local Perspectives in Global Issues Education

Paul Ross   Stereotypes: Letting Students Speak of and for Themselves


第16号(2001)

石川慎一郎  テキスト・ジャンルと構成語彙

石川 有香   『アンカー英和辞典』に見るman語義の変遷 -フェミニズムの観点からの考察-

堤 美佐子   The Complement of the Aspectual Verbs, Begin and Start

吉川 勝正   大学英語教育の改革を考える -進行する教育改革の流れの中で-

梶本 裕美   Cultural Awareness Raising in English Teaching

小橋  薫    言語学習ストラテジー指導の有効性を探る-短大新入生クラスにおける比較実験より-

中村 賢一   英語選択制の実現に向けて



第17号(2002)

山内 啓子   神戸・阪神地域の私立小学校における英語教育の現状

高橋美津子   Progress in Englishを再考する

植野 智子   The Effect of Output in Second Language Acquisition: Analysis of Creative Activities in High School Reading Textbooks

ロレンズ泰子  Improving TOEIC Course for University Students

石川慎一郎   コーパスに見る名詞noteの語法-いわゆる複数用法をめぐって-

小橋  薫    記憶過程とL2語彙学習-音韻的反復練習再考- 



第18号(2003)

小橋 薫     語彙記憶におけるcontextとrote rehearsal利用の効果: ケーススタディより

高橋美津子   難読症(Dyslexia)  英語教育におけるその認識と対策

植野 智子   Separation of the Bilingual Mental Lexicon by Word Association: The Case of shower, wear, and future

吉川 勝正   定期テスト問題の質の向上に向けての一提案

学界の動向  言語帝国主義と少数言語問題    江利川春雄

書評      Michael Ondaatje, Anil’s Ghost   山内 啓子 



第19号(2004)

真砂  薫  通訳訓練手法を応用した大学英語教育指導

小橋  薫  English with Hit Songs – L2語彙記憶の側面から

岩井 麻紀  児童英語教育におけるナーサリー・ライムの活用

中村 賢一  グローバル化の中の英語

学界の動向  Corpus, Dictionary, and Education: 近刊EFL辞書に見る辞書編集の潮流 石川 慎一郎

新刊紹介   Daniel Mason. The Piano Tuner   山内 啓子



第20号(2005)

真砂  薫  外国語学習のための母語カナ表記

小橋  薫  ヒット曲を用いた授業における付随的L2語彙記憶に関する予備的研究

岩井 麻紀  動機付けから見た子供の英語学習

吉川 勝正  逆説を視野に入れた英語教育を考える必要性についての一提案

学界の動向  インタラクティブリスニングによる聴解力の養成  小山 尚史

書評     Andre Brink, The Other Side of Silence   山内 啓子

訂正: KELT第20号 p.61 誤 小山 尚文      正 小山 尚史 


第21号(2006)

伊庭 日出樹  英語教育のための学校図書館

木元 愛     A Midsummer Night’s Dreamにおける異なる妖精像の混在

山内 啓子   早期英語教育の事例研究

吉川 勝正   TOEICの与えた新カリキュラムへの影響

桂  敦子   イギリス海外派遣研修

学界の動向  小学校の英語教育     池田真寸子

書評  伊原 巧著『国際コミュニケーションのための英語教育研究』  江利川春雄



第22号(2007)

小橋  薫   明示的発音指導による宣言的知識習得への効果

仁科 恭徳  会計英語に見るESP語彙の重要性 -米国会計英語コーパスからの特徴語の抽出-

仁科 恭徳  大学入試問題コーパスに基づいた近刊英単語集における妥当性の一考察

中村 賢一  カタカナ語の功罪

木元  愛  英語教育と文学 -教員の文学に対する意識調査を基に-

学界の動向  音声知覚モデルについて-心理言語学の動向   伊庭 緑

書評     江利川春雄著『近代日本の英語科教育史』   伊原 巧



第23号(2008)

仁科 恭徳  対応分析を用いた言語学の下位分野分析:これからのEAP研究の方向性に関して

高橋美津子  ネイティブスピーカー信仰とその問題点

中村 賢一  日本の近代化に貢献した漂流民たち

後中 陽子  エミリ・ブロンテの詩に見る自然界の教え ―外国語教育における文学テキストの意義

学界の動向  脳科学と外国語学習               石川 有香 



第24号(2009)

仁科 恭徳  和英辞典における記述改善の一提案:日本語「テロ」の場合

木村麻衣子  アクションリサーチ ―モティベーションの側面からー

中村 賢一  堀達之助寸描

吉川勝正   学習参考書における分詞構文の扱いと新たな指導方法の提案

学界の動向   言語教育政策の現在               中尾 正史



第25号(2010)

小橋 薫   The Effects of Media on Foreign-Language Vocabulary Retention: Light-on and Light-through Media

仁科 恭徳・平田 恵理・森口寛子 言語から見る各国の環境対策の一考察

中村 賢一     明治初期の和歌山県紀北地方の私学校と河島敬蔵

吉川 勝正     学習参考書における仮定法の扱いについての一考察

岩井 麻紀    同時バイリンガル幼児の言語習得初期における言語認識・言語選択・言語切り替え



第26号 (2011)

中村 賢一     唐通事「何禮之」の英語教師履歴

山内 啓子     小学校英語教員研修と小学校英語の今後

木村 麻衣子    韓国英語教育現場の視察レポート

高岡 里衣     英語教師に求められる発達障害への理解と支援

学界の動向     EIL論について               伊原 巧



第27号(2012)

片野田 浩子 小学時のフォニックス指導についての一考察 -中学英語に円滑に繋げるために-

大井美友紀  非母語話者の話す英語を日本人学習者に聞かせることの教育的効果

伊庭 緑  IRという学問分野について



第28号(2013)

吉川 勝正  学習参考書と文法書における助動詞willの単純未来と推量の用法に関する記述についての調査と考察

林 浩士  心理検査Q-Uを利用した英語科協同授業実践―グループ分けと活動成果の検証への活用―

岡村光浩  聴覚障害学生に配慮した英語授業の試み -神戸芸術工科大学における情報支援の経験を中心に

岩井 麻紀  同時バイリンガル幼児の語彙習得初期における語彙表出

後中 陽子  外国語学習授業における協同学習による英詩導入の実践報告



第29号 (2014)
【研究論文】
山内 啓子  大学における小学校外国語活動指導者養成の試み -国際学校との連携を中心に-

青田 庄真・一之澤 綾   2012(平成24)年度版中学英語教科書の比較分析 ~ライティング課題の量的比較を中心として~

【研究ノート】
片野田 浩子  教員免許取得を目指す学生の模擬授業における効果 ―不安軽減とモチベーション向上の側面から―


第30号(2015)
【研究論文】
山内 啓子  フィリピンの英語指導者養成

真砂 薫     大学での英語教育のクラス編成とテスト 大学での習熟度別から協同学習へ

岩井 麻紀    同時バイリンガル幼児の文の習得についての一考察

青田 庄真    2014年度版高等学校英語教科書におけるライティング課題
 
【実践報告】
岡村 光浩   小規模大学における課外英語教育プログラム導入への試み  -大学「英語村」等先行事例の視察報告とKDU Global Cafe立ち上げを中心に-


訂正:
KELT第30号 p.88 神戸英語教育学会紹介ページ、役員・理事に掲載の「小山尚史(岡山大学)」を削除。



第31号(2016)
【研究論文】
真砂 薫     バイリンガル教授法の実践と国際共通語としての英語

拝田 清・上野舞斗  英語嫌いの児童・生徒への音声指導:SKTの可能性

タム ショウ イン    香港英語教育改革:タスク・ベース・アプローチ(タスクを中心とした学習法)の実践

池田 恵   学校英語教育における「達成目標」としての外部検定試験導入の過程と背景
 
【研究ノート】
中西 毅  高校英語教育にける具体的な達成基準に基づく指導と評価の負の側面




第32号(2017)



【研究論文】
上野 舞斗
母語援用アプローチによる音声指導の可能性:中学生を対象とした指導を通して


岩崎 晴海
学生の動機付けに関する語学教師の理解について:その取り組みと限界


【研究ノート】
タム ショウ イン
Does Active Learning Make a Difference? :
Students' Perceptions of a University English Course


松岡 翼
早期英語教育における『話すこと』の言説史:1952-1970年の『英語教育』を対象にして


木村 麻衣子
プロトタイプ理論に基づくあらたな多義語習得へのアプローチ


【研究雑感】
中道 敏行
仏典の漢訳をめぐるインドから日本への壮大な伝言ゲーム
― サンスクリット語anātmanは、「無我」か「非我」か ―


【学界の動向】
真砂 薫
新しい教育の波、ICT教育、アクティブラーニング、反転授業



第33号(2018)

【研究論文】
奥羽 充規・拝田 清
「新教授法の導入と実践の功罪―内容言語統合型学習(CLIL)を例に―」
Content and Language Integrated Learning (CLIL): Problems and Possibilities of Introducing a New Teaching Methodology

村端 啓介
「語用論的言語使用「褒め」の小学校英語への導入とその教育的意義について の考察」
A Consideration of Introducing Pragmatic Language Use, Specifically “Complimenting,” into Elementary School English Education in Japan Based on Its Pedagogical Significance

拝田 清
「音声認識ソフトを利用した英語音声学の授業実践」
Teaching English Phonetics Through Speech Recognition Software

吉野 康子・東郷 多津
「初等中等教育に生かせる異文化理解と協同学習―教員研修実践を通して―」
Cross-cultural Understanding and Collaborative Learning for Primary and Secondary Education―Through Teacher Training Programs―

青田 庄真
「戦後日本の英語教育政策に関する国会議員の発言志向―プロファイルと発 言内容の関連についての計量テキスト分析―」
Quantitative Text Analysis on the Relationship between Profiles and Statements form Politicians Regarding ELE in Postwar Japan

上野 舞斗
「英語仮名表記に関する戦前期の論争:『英語青年』を中心に」
The debates over using kana for the transcription of English sounds: With a focus on The Rising Generation in the pre-war Japan

中西 毅
「和歌山県における公的資金を利用した中学生英検全員受験の実態」 A Report on the Policy that All the Junior High School Students Take Eiken with Tax-Payer Funded Program in Wakayama Prefecture

【学界の動向】
真砂 薫
「大学のグローバル化の動向を考える」

Globalization of Universities: business or study?



第34号(2019)


目次

【研究論⽂】

鈴⽊ 誠・⻄⼭ 涼太 
Investigating attitudes towards English learning in class among Japanese high school
students: Comparison with two groups of students (the non-foreign language course
and the foreign language track)
「⽇本⼈⾼校⽣英語学習者の外国語学習不安:外国語科と外国語科以外の学科
との⽐較・考察」

⼩橋 薫 
Exploring Effective Uses of Multimedia for Foreign Language Learning in the ICT
Environment: From the Perspectives of Light-on and Light-through
ICT 環境における外国語学習のためのマルチメディアの有効な活法につ
いて―反射光と透過光の観点から―」

中⽥ 貴眞・エリック シェパード マーティン・ロバート ケリガン 
Exploring the Use of Classroom English Expressions by EFL Teachers in Japan:
A Primary Focus on the Distinction Between Singular and Plural Nouns
EFL 教員による教室英語の使⽤について:名詞の単数形・複数形を中⼼に」

藤吉 ⼤介
「⾼校英語教科書における『反戦教材』―⾼校教科書『コミュニケーション英
語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』を中⼼に―」
A Study of Antiwar Materials:
With Special Reference to Senior High School Textbooks of English Communication
 , Ⅱ and Ⅲ

村端 啓介 
The Study of Japanese English Users’ Multi-Competence: The Effects of Second
Language Acquisition on L1 Compliments
「⽇本⼈英語ユーザーの多⾔語能⼒に関する研究:第⼆⾔語習得が⺟語の褒め
⾏為に与える影響」

マーティン エリック シェパード 
「聞き取りの難度を決定づける要因:事例研究」
An Investigation of Receptive Hierarchy: A Case Study

【研究ノート】

荒尾 浩⼦・⽊村 ⿇⾐⼦
「第⼆⾔語習得研究からみた早期英語教育と発⾳習得の可能性に関する⼀考
察―⽇本⼈英語学習者を対象に―」
Phonological Skills of Early-Starters of English-A case study of Japanese learners of
English-

【実践報告】

岡村 光浩 
「学外システムの活⽤によるe ラーニングの導⼊とその効果について―成美堂
LINGUAPORTA を中⼼に―」
On Introduction of E-Learning Employing External System and Its Effects: Focusing
on SEIBIDO LINGUAPORTA

奥⽻ 充規・中 貴眞・ウォルフ 佳代 
「⼩⼤連携による英語教育改⾰―四天王寺学園の挑戦―」
The Educational Reform Through Collaboration Between Primary and University
Programs―An Initiative of Shitennoji Gakuen

【学会の動向】

眞砂 薫 
IR と⼤学:社会の中の⼤学という圧⼒」
On Institutional Research of Universities in Japan

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